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恒久グラウト(溶液型):
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活性シリカコロイド
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「土と基礎」
(Vol.51 No9 Ser No.548 9月号 2003年)
米倉亮三:東洋大学名誉教授
島田俊介:強化土エンジニヤリング
(株)会長
恒久グラウトは1981年からの産学協同研究による薬液注入の長期耐久性の研究を背景に生まれ、恒久性実証研究、注入技術と組合せた大規模野外試験による浸透固結性と経年固結性の実証試験などを行い、その成果が評価され、平成14年度に「恒久グラウトと注入技術」として(公社)地盤工学会技術開発賞(米倉亮三、島田俊介)を受賞。従来仮設目的の工事が主流だった薬液注入工法の分野に質的転換をもたらし、本設目的の工事へ適用が拡がりました。その後も長期耐久性の確認試験は継続され、2023年には大規模野外試験後24年目の経年固結性を確認しています。
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ハイブリッドシリカ(2023年)
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パーマロック(2023年)
地盤注入開発機構では、50年来「薬液注入の長期耐久性」の実証研究と多数の現場で当面した課題に対する要素技術の開発を進めてきました。その結果、薬液注入の耐久性の研究目的は多様な地盤において、注入地盤が所定の耐久性を得られる耐久地盤の構築にあり、そのための薬液注入工法は薬液注入材と耐久地盤要素技術が一体化した統合地盤注入工法であるというコンセプトに至りました。このコンセプトに基づき、薬液注入技術のさらなる向上と安全施工、品質の確保に努めております。
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恒久グラウトを用いた急速浸透注入工法により液状化対策工事を行った現場について、東日本大震災(H23.3.11)後に追跡調査を行いました。東北地方〜関東地方にかけて8箇所で調査を行った結果、被害の大きかった地域においても施工後の地盤は被害が見られず、地盤改良が有効であることが実証されました。
(右写真は仙台塩釜港での調査写真)
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